ピノッキオ

2004年5月14日 映画
皆さんご存知のピノキオの実写ですが、私はなかなか楽しめたのであります。どうやらこの映画、ラズベリー賞をもらってるようですが・・・。まぁ、いいや。
ピノキオの物語は皆さんご存知のとおり、ゼペットじいさんが木で作り出した人形ピノキオがしゃべり、いたずらし、ついつい騙されて痛い目に合う話です。物語の中に出てくる登場人物など、大変ファンタジーに溢れ、世界観に浸ることがしっかり出来る映画です。撮っている場所もイタリアのピノキオ発祥の地だけあって、森の中など美しい映像です。
楽しい・・・うーん楽しい映画ではあった。が!!ピノキオのお話自体がもう少し古くなってしまってるんではないかと私は思うのです。この物語をディズニーのアニメで見たことないので原作がどうこうとは言えないけど・・・全体的にこの映画を見て、まるでしつけビデオを見ていたようなそんな気分にさせられた感じがあったのです。ピノキオを「憎めない奴だなぁ〜」と街の人が思うそぶりもなく、どうやらピノキオは変な奴扱い。ただ唯一ブルーフェアリーとゼペットじいさんが根気よく付き合ってるようなそんな気がしてしまいました。(私のピノキオイメージは憎めない奴だったからショックだったのかなぁ?)劇中にも「僕がいけないからかなしいんだ・・・」というピノキオの叫びはいかがなものかと・・・。果たして無邪気な事は悪なのか?勉強する事、ルールを守る事、確かに大事だけど、もともとのピノキオの良い所を感じられないのでは、見ているこちらとしては「なんだこのバカは?」と思ってしまいそうで悲しいもんです。可愛いピノキオは可愛さを表すことで共感ができ、そこから少しの成長で感動できるのでは?と問うてしまったりしてしまいました。
しかし最後のピノキオの改心はほんとに感動いたした次第です。人のターニングポイントはこうやってくるんだよねってうなずけるものでした。
そして何よりもゼペットじいさんがハマリ役だったなぁ、と心底思うのでした。

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